看護師の病院以外の転職先6選

看護師の病院以外の転職先6選

看護師が病院以外に転職するときにお勧めの職場、職種を厳選しました。

看護師の病院以外の転職先6選

看護師の知識やスキルを活かして病院以外で働く方法は結構あります。

 

この記事では、看護師が活躍できる病院以外の仕事を3種類ピックアップし、仕事内容や働く上でのメリット・デメリットをお話しします。

 

1. クリニカルスペシャリスト

医療機器メーカーなどの社員として、医療機器の説明を行い販売につなげる仕事です。

 

仕事内容

 

クリニカルスペシャリストは、医療機器メーカーにおいて、医療機器の説明や販売サポート、営業担当へのレクチャーなどを行う専門職です。
医療機器メーカーは、病院や医療機関に対して医療機器を提供するために、医療機器に関するスペシャリストを必要としています。
クリニカルスペシャリストは、医療機器の説明や販売サポートを行うことが主な仕事です。
医療機器は、専門的な知識が必要な分野であり、医療機器の仕様や使い方、メンテナンス方法などを理解することが求められます。
また、医療機器の導入にあたっては、医療機関との連携が必要となります。
クリニカルスペシャリストは、医療機関との打ち合わせや、医療機器の導入に必要な手続きを担当します。
さらに、クリニカルスペシャリストは、営業担当へのレクチャーも行います。
医療機器の販売には、営業担当が必要となりますが、営業担当には医療機器に関する専門的な知識がない場合があります。
クリニカルスペシャリストは、営業担当に医療機器に関する知識を提供し、販売促進に貢献します。
クリニカルスペシャリストに求められるスキルは、医療機器に関する専門的な知識や技術、医療現場や医療機関とのコミュニケーション能力、問題解決能力などです。
また、クリニカルスペシャリストは、医療機器の説明や販売サポートを行うために、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力も必要となります。

 

メリット
年収が高い
福利厚生が充実
夜勤がない

 

デメリット
全国出張がある
業務は多忙

 

2. 専門学校の講師

看護師の資格や知識を活かして専門学校の講師として働くことができます。

 

仕事内容

 

看護師が専門学校で講師をする場合、多岐にわたる仕事内容があります。
それは、看護教育業務、実習指導、行事対応、学生の指導などです。
看護教育業務に関しては、カリキュラム作成や教材作成、授業の進め方の改善など、教育的な側面に関わる仕事を指します。
看護師が抱える患者さんの問題や現場の実情を踏まえたカリキュラムや教材づくりが求められるため、看護師としての経験や知識が必要不可欠です。
実習指導に関しては、学生たちに臨床でのスキルを教えるとともに、実習場所の手配や指導計画の立案、学生の成績管理など、実習に関するすべてのことを担当します。
臨床現場での経験と知識に裏打ちされた実習指導が求められるため、看護師としてのキャリアが必要です。
行事対応に関しては、学園祭や卒業式、入学式などの行事を手伝い、学生たちが安心して学べる環境を整えることが求められます。大学職員や他の講師たちと協力しながら、多忙な行事をスムーズに運ぶことが必要です。
学生の指導に関しては、学生たちのキャリアカウンセリングや就職支援、個別の相談対応など、学生たちの成長をサポートすることが求められます。
学生たちとのコミュニケーション能力が必要であると同時に、看護師としての知識や経験が必要です。

 

メリット
カレンダー通りの休みが取れる
日勤のみ

 

デメリット
土日祝日に行事がある場合出勤が必要

 

3. 保健師

 

公共機関や企業内で働くことができ、地域住民や社員の健康管理や健康教育を行います。
保健師は、地域住民の健康管理に貢献する職種であり、健康相談や健康教育、予防接種などの保健活動を通じて、地域の健康支援に携わっています。
保健師は、病気の予防や早期発見、治療後のリハビリテーションや生活習慣の改善など、様々な健康に関わる問題に対応することが求められます。
そのため、保健師は、知識や技術が幅広く、常に最新の情報にアンテナを張っている必要があります。
また、保健師は、地域の医療機関や介護施設、保育所、学校など様々な場所で活躍しています。
行政業務にも携わることがあるため、保健師として社会に貢献したい方にはおすすめの職種です。
さらに、保健師は、新しい取り組みを積極的に取り入れることができる職種であり、自己啓発やスキルアップを図ることができる環境が整っています。

 

メリット
日勤のみ
定時制度が整っている
社会貢献度が高い

 

デメリット
保健師資格が必要
地域によっては求人が少ない

4.治験コーディネーター

 

仕事内容

 

治験コーディネーターは、医薬品や医療機器の開発において、試験の計画・実施・管理を行う専門家です。
具体的には、治験のプロトコール作成、被験者のスクリーニング、試験中のデータの管理、試験終了後の報告書作成、関係者との打ち合わせ、スタッフの調整などが挙げられます。
治験コーディネーターは、医師や薬剤師、看護師などとチームを組み、試験を実施します。
被験者に対する説明責任もあり、試験を円滑に進めるためには、被験者が試験に参加する前に、詳しい説明を行う必要があります。
また、試験中に起こる様々な問題に対応するため、円滑なコミュニケーションが求められます。
治験コーディネーターは、試験に関する法律や規制にも詳しい必要があります。
治験は、人体に影響を及ぼす可能性があるため、厳しい倫理的・法的要件が課せられています。
治験コーディネーターは、開発された医薬品や医療機器が、安全かつ効果的に利用されるようにするための重要な役割を果たしています。

 

メリット
プライベートと両立しやすい
肉体的負担が少ない
年収や福利厚生が充実している職場が多い

 

デメリット
パソコンスキルが必須
コミュニケーションスキルが必要

 

5. 産業看護師

 

仕事内容

 

産業看護師は、職場における健康管理に重要な役割を果たします。具体的には、以下のような仕事内容があります。
まずは、労働者の健康管理です。産業看護師は、職場で働く労働者の健康状態を常に監視し、健康問題の早期発見や治療を促進します。
例えば、定期的な健康診断を実施することで、労働者の健康状態を確認し、健康問題を早期に発見することができます。また、労働者の健康に関する相談やアドバイスを行うこともあります。
次に、健康診断の実施です。
産業看護師は、職場で働く労働者に対して、健康診断を実施することがあります。
健康診断は、労働者の健康状態を定期的にチェックすることで、健康問題の早期発見につながります。
産業看護師は、健康診断の結果を分析し、健康問題を早期に発見することで、健康状態の改善を促します。
最後に、労働災害の予防です。産業看護師は、職場で起こりうる労働災害を事前に予測し、予防策を講じることが求められます。具体的には、職場の安全性を確保するための指導や、安全な労働環境の整備などがあります。
これらの取り組みにより、労働災害の発生を防ぎ、職場の安全性を高めることができます。
以上が、産業看護師の主な仕事内容です。
産業看護師は、労働者の健康管理や労働災害の予防など、職場における健康管理に重要な役割を果たしています。

 

メリット
企業の福利厚生が充実
日勤のみ
安定した雇用

 

デメリット
産業看護師資格が必要
企業によっては求人が少ない

 

6. コールセンター

 

仕事内容

 

看護師がコールセンターでの仕事は、電話を通じて、健康相談に答えることで、患者さんや家族の不安を軽減し、適切な医療サービスを提供することが目的です。
看護師は、電話での健康相談に対応するために、医学的な知識や技術に基づいたアドバイスを提供します。
病気や症状に関する情報提供も行い、必要に応じて適切なサービスを提案します。
たとえば、病院やクリニックの予約や、訪問看護師の派遣などがあります。
看護師は、病気や怪我の深刻度を判断し、緊急時には救急隊や医療機関への連絡も行います。
また、医療現場での経験を生かして、患者さんや家族に寄り添い、心のケアを行うこともあります。
コールセンターは、24時間体制で、いつでも電話相談が受け付けられます。
看護師は、深夜や早朝など、時間帯に関係なく、すばやく的確なアドバイスを提供することが求められます。
そのため、看護師には高い専門性とコミュニケーション能力が求められ、多大な責任が伴います。

 

メリット
日勤のみ
一般的なオフィス勤務
電話対応が中心のため、肉体的負担が少ない

 

デメリット
長時間の電話対応が必要
コミュニケーションスキルが重要

 

これらの職種の中から自分に合った働き方を選び、転職を検討してみてください。

 

病院以外で働く選択肢はまだまだ多く、それぞれの職場での求人探し方やメリットデメリットを調べることが大切です。

 

今回紹介した6つの選択肢以外にも、さまざまな病院以外で働く方法があります。

 

それぞれの職場におけるメリットデメリットを解説した動画や記事も参考にしてみてください。