看護師の年収100万円アップする転職の方法

看護師の年収が100万円アップする転職の方法

厚生労働省の公表する「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、 2021年度の看護師の平均年収は498.6万円でした。

2020年は491.8万円（10人以上の事業所）だったので、看護師の平均年収が増加傾向にあることは間違いありません。

2022年2月からの賃上げ政策、「看護職員等処遇改善事業」の影響も大きいと考えられます。

賃上げの対象は、「地域でコロナ医療など一定の役割を担う医療機関に勤務する看護職員」です。

コロナ禍の初期、看護師の賃金が下がったというアンケート調査がありましたが、現実的にはコロナ禍で看護師の賃金は上昇傾向にあります。

全体として、看護師の賃金は上がる傾向にありますが、政策以外の方法で賃金を上げるには、キャリアアップするか、転職するかが主な方法です。

キャリアアップして年収を100万円増やす

看護師の年収（給与）は、勤続年数、学歴、年齢などで決まる属人給と、仕事内容や成績、能力、役割などで決まる仕事給に分かれています。

多くの病院が、これらの設定基準により基本給を決定するのです。

しかし、勤続年数、学歴、年齢など属人給は、自分自身の意思ではどうすることもできません。

したがって、基本的には、仕事内容、成績、能力、役割を変えて、給料を上げていくしかないのです。

それでは、実際に給与を上げる上でのポイントを挙げていきます。

まず、仕事ぶりを認めてもらうには、上司からの評価を上げるということが第一条件です。

実際に多くの病院が上司からの推薦を昇進条件にしています。

したがって、上司と良好な関係性を築き、アピールしていくことが大切です。

そして、管理職となれば、給与は一気にアップします。

リーダー、看護主任、看護師長と昇進することで、年収に換算すると、100万単位で変わることもあるでしょう。

もちろん、上司からの信頼だけでなく、役職に見合った知識、経験、職場の他の看護師、医療関係者などの信頼も必要になります。

結局のところ、日々の業務をにどれだけ真摯に取り組むかが大事なのです。

転職で年収を100万円増やす

看護師の年収が、キャリアアップを目指すことで決まると言いましたが、現実的には、現在の職場の基準に大きく影響されるでしょう。

一口に病院といっても、病院の規模、立地、経営母体が異なるだけで、基本給は大きく異なります。

経営母体が国や地方自治体（都道府県、市町村）なのか、その他の公的な病院（日本赤十字社、社会保険の連合・組合など）なのか、民間病院なのかでも給料は異なるでしょう。
たとえば、国や公的機関が母体であれば、初任給はわずかに上回る程度ですが、昇給額は大きいため、勤続年数に応じて、どんどん給与に差がつくことになりますし、退職金も大きく差が付きます。

国や公的機関が母体の病院などに転職するなら、20代の若いうちに転職することが、大切です。

ただ条件の良い病院は、退職による空きも少なく応募自体が少ない、仮に応募していても競争率が高いというデメリットがあります。

民間の病院の場合は、病院の規模、立地（地域）、経営母体による格差は大きいです。

施設形態、部署、診療科によっても給与は異なってきます。

自由診療を取り入れた美容外科、婦人科なども給与の高いところが多いです。

これらは転職によって、変えることができます。

資格取得、現在の職場内でのキャリアアップを目指すよりも、ダントツで早く給料を上げることが可能です。

働く環境、働き方を変えることで、年収を100万円アップさせることもできます。

もし、現在の職場より条件・待遇のよい病院・施設を探すのでしたら、看護師転職サイトを利用するとよいでしょう。

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